もはや説明や前書きなくてもいいくらいにネット購入・販売の敷居は確実に低くなってきていますよね。
海外のSaler(売り手)からは毎日のようにメールで新商品やあなたにおすすめ商品は◯◯といったように楽天市場より多くメールが届くことも珍しくありません。 Alibabaでの仕入れをしはじめた頃から増えている気がしますね。
少し前になりますが、海外(中国)からAliexpressを使って商品を4つ仕入れたときのことです。
据付型のWebカメラなのですが、非常に粗悪品だったのです。4つ仕入れて4つともアウト。。。 最近ではAliexpressにも返品・返金請求(Open Dispute)をきちんとAliexpressのシステムを使って処理できるようになってきていますが2016年初頭ではそんな機能を有しておりませんでした。
不良品を確認した後、Aliexpress上の Open Disputeをクリックし、販売元に連絡しました。先方も「すみませんでした。 すぐに返金するから、不良品を返送してくれますか?」と問題のないやりとり。
ここですっかり相手を信用しちゃっていました。先方もとても感じのよい応対をしていましたので。。
海外送金は国内でも少し敷居が高くて、審査が必要な銀行も多いです。そんな事情もしっていましたので、先方が「PayPalで返金したい。」と伝えてきた時は特に問題ないよと返信しました。
ちなみに、PayPalだとメールで請求することができるのです。そしてお互いPayPalの口座間でお金のやりとりが完結することができるのです。
返金すると言った日から1週間くらいかかり、私も催促したのですが、相変わらず少し調子が良いくらいの返答ぶり。いま考えるとこの時間にいろいろと悪巧みを考え準備していたんだと思います。
いざ、返金してくれると
「はやく商品を返送して!」と連絡がありました。私はEMSを使って返送したのでEMSのTracking Nummber を伝えたのでした。
受け取り確認がないままに1ヶ月が過ぎたので、先方に「どうしたんだい? はやく受け取ってね!」と連絡を2度ほどしました。このあたりからは調子の良い先方は連絡も返してきませんでした。
そして、事件は起きました。
なんとPayPal側から、「先方が商品を受け取ることができない! 追跡番号などを直ちに連絡しなさい。 あなたの受取額は一時的に凍結します」といった内容のメールが来ました。
ん?
こちらがバイヤー(売り手)の立場になっていて、先方が買い手の立場になっているっっ!
そうなんです。
PayPalでメールで請求をした。 ということは、
私が商品の販売をした側というふうにさせられてしまっていたのです。。
PayPalにことの経緯を説明しましたが、そんなことは知りません。
「PayPalに登録されている先方の住所にモノを送らなかった、あなたのミスです。」
と言われました。 普通、返送先の連絡をメッセージしてきた場合そちらに送りません??
「PayPalで審議します。お待ちください。」
ことの経緯をすべてエビデンス付きで連絡したので、大丈夫!と考えていましたが、なんと認識が甘かった。
「あなたはお客様へきちんと商品をお届けしなかった問題のあるバイヤーです。」(PayPal)
そうなんです。PayPalの審議といっても、こうなることは詐欺業界?では常識だった様です。でないと、そんなこと仕掛けてくるわけないですもんね。
「今回の件で、違約金が発生します」(PayPal)
なんと、PayPal側からも違約金として請求がくるとは!
Aliexpressにはバイヤープロテクションという救済措置があるのですが、ネックはPayPalで請求を先方にした時点でこちらが売り手となってしまった点です。
結局Aliexpress側でも動いてもらえず、PayPalでもDisputeがクローズされ、一連の詐欺がしずかに幕を閉じました・・・。orz
ちくしょ~という思いはほんとありますが、サンプル品の4つでほんと助かりました。大掛かりな仕入れでこのような詐欺にあってしまうとヤバかったです。
教訓としては
PayPalは詐欺にうまいように使われることがある。
Aliexpressの返品・返金の仕組みがまだ整っていない。
調子の良い中国人は気をつけよう。
です。とくに3つ目は例外も多く、私も中国の方と付き合うことが多くなりましたがとても良い方とお付き合いさせて頂いています。
分かってはいますが、中国の方からもやはり真っ当に商売されず詐欺に力を注ぐというような方の話しもききます。
中国電化製品の品質はとても良くなってきています。当社ではそんな苦い経験も活かしながら品質のチェックと信頼のおけるエージェントとお付き合いをするようにいたしております。
