ビリオンダラー災害と損保会社の経営破綻

海外の損保会社が続々と経営破綻しているのは知っているだろうか?2020年以降異常気象による災害被害によって損保会社の支払い能力を超える(ビリオンダラー災害)事態となっているのだ。

天気予報や雨雲レーダーなどテクノロジーを駆使した予報はたしかに発展を遂げている。しかし、異常気象は避けることができず、まさしく”襲って”くるのだ。損保会社は天候不順や地域別のリスクなど数理モデルによって保険料金をきめてきた。が、近年の異常気象は数理モデルを通り越しているといえる。現にすでにおこっていることだが、支払い能力を超えないように高く保険料を見積もると顧客を奪われるし、低く見積もると破綻しかねないというリスクを抱えている。むろん、損保会社は損保会社が加盟する保険に入って入るのだが。顧客は突然の契約解除を突きつけられるケースも発生している。

日本のビリオンダラー災害

まず挙げられるのは3.11だが、基本的に損保会社の蓄えはあのときで消失した。ゼロ金利政策もあり損保会社は株の運用益でリスクヘッジをとっている。つまり、安価な保険金でお金を集め株の運用に回す。運用益でビリオンダラー災害に備えるというわけだ。

この顧客から資金をあつめ株の運用で災害に備えるというのは何も損保会社だけがやっていることではない。あの国民年金基金もそうであって、しょっちゅう◯兆円の損失がでた。などと報道されている。

石川県能登半島の震災ではどうなったか。

民間の損保会社が支払いを渋っているなんていうことは聞こえてこない。ただ、インフラの再整備に遅れ?いや、塩漬けしていくのではないか?とも思える国の対応遅れが聞こえてくる。今や5年に一度は災害に見舞われる日本。コンビニなどで見かける◯◯災害支援募金箱がいくつも並べられる日がくることも予想される。

数理モデルの限界とビックデータ

数理モデルが使えなくなったわけではない。ただ、大型の災害が立て続けにおこっているのでDoS攻撃のようにオーバーフローしている状況のように思える。ビックデータとAIによる数理モデルの検証はすでにできているだろうが、これでは来月の保険料は値上げします。みたいなことになってしまうだろう。

株の運用益でまわす損保会社はこのビックデータとAIに投資する。NVIDIAのA200は飛ぶように売れているのもうなづける。では、わたしたちはどうするのか? 勝ち馬をうまく探して乗っかるのも手だし、自然相手なのだからと諦め、神に近づかないようにする。神に近づかないとは大げさかもしれないが、ハイパフォーマンスな身体を目指しテクノロジーと医療にベットすることと、身体に耳を傾けた生活をし、何十年も医者にかからない。そんな選択もあるのは同じように思える。

いまも昔も人の知覚や勘はすばやく働き、思考や計算はあとから追いかけてくる。誰もがもっている力なのに遠回(論理的な思考)りして「ほらね!」ってドヤっている様子にみえてくるんだ。

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