タトゥーでオシャレをするということはもはや常識ですね。外国のミュージシャンでタトゥーを入れていないアーティストってだれ?ってクイズができそうなくらいの広がりをみせています。
そのタトゥーのインクですが、以前は金属が含まれていることが多かったそうです。いまは実際使われているものでは金属が含まれるものはほとんど使用されておらず、成分表も開示されているそうです。また、感染症の原因となる、針やインク皿なども、現在では一般的に使い捨て方式になっているそうです。
だから安心か?といわれると決してそうではないそうです。
最新の研究によって判明したインクの成分がリンパ節に移動し蓄積されているという研究結果が公開されました。(ドイツ)
科学者らは、毒性不純物を含むタトゥー(入れ墨)のインクの成分がミクロおよびナノ粒子として体内を移動しリンパ節に到達するという証拠を見つけました。
タトゥーのインクに何が含まれているかはほとんど分かっていないが、混色の可能性のある不純物が懸念される可能性があるということである。ほとんどのタトゥーインクは、有機顔料だけでなく、クロム、ニッケル、マンガン、コバルトなどの防腐剤や汚染物質も含んでいます。
感染症につながる針や皿については前述の通り一般的には使い捨てとなっているそうですが、インクの成分についてはチェックする人は少ないそうです。
タトゥーのインクの中でも白いタトゥーを使用した人には治癒の遅れ、皮膚の隆起、かゆみを引き起こす可能性があります。科学者たちは二酸化チタンが組織に入たあとの二酸化炭素の経路をたどった。研究チームは、X線蛍光測定を使用して、皮膚およびリンパ環境におけるマイクロおよびナノレベルの二酸化チタンを追跡した。人間の皮膚では数マイクロメーターまでの大きさの粒子の存在を確認したが、それより小さなナノ粒子はリンパ節に現れたことを確認した。

科学者たちは、タトゥーの粒子が生涯にわたって慢性的なリンパ節の拡大を招く可能性があることを示唆している。この発見はまた、炎症および他の有害な影響に関連し得るタトゥーの周りの細胞組織に構造変化が起こることを示している。

4人のドナーのタトゥー周辺のリンパ節および細胞組織
ドナーの細胞組織に残留している金属および有害物質の検出量は以下の表の通り。
[embeddoc url=”https://anchor.jp.net/wp-content/uploads/2017/09/tw.pdf” download=”all”]
皮膚周辺細胞での検出ではなくリンパ節でのNi,Cu,Cdなどの金属が検出されている。
Al(アルミ)は3人のドナーからは皮膚、一人のドナーからはリンパ節から検出されてます。
軽金属Alは最近、乳癌組織30に蓄積積するために注目を集めている。腫瘍の出現におけるその役割は現在激しく論争中であるが、タトゥーに伴う過敏性肉芽腫の発生に対するその原因は、数十年後に証明されているであろう。
今後の研究ではタトゥーインクが体内の内蔵組織の色素や重金属汚染についても調べていくそうです。
この研究での指摘では何もタトゥーのインクだけではなく、皮膚の傷口から侵入したお化粧品の影響についても同様な危険性があるのではないかと締めくくっています。
オシャレと美の追求にも安全性を考えた商品の提供が望まれますよね。
